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スマートグリーンハウスシンポジウム・施設園芸経営体のビジョンと企業連携(2024.10.25)開催案内
近年の施設園芸では、各種データの多面的活用や規模拡大により生産性や収益性を高める経営体が増えており、また法人化による経営体制の確立、企業等との連携による事業拡大も行われています。そこではビジョン、ミッション等を掲げ、目指す施設園芸の方向性を明示する経営体も多くみられます。本シンポジウムではそうした動向について、若手経営者の方々による事例報告を行い、またパネルディスカッションにおいて専門家との意見交換を行って、今後のスマートグリーンハウスの展開に資するよう企業連携等での課題を明らかにします。本テーマについて関心のある農業生産者・経営者、関係機関、企業等の皆様のご参加をお待ちしております。
【タイトル】令和6年度スマートグリーンハウス展開推進 スマートグリーンハウスシンポジウム
【テーマ】施設園芸経営体のビジョンと企業連携
【主催】一般社団法人日本施設園芸協会
【後援】農林水産省、大阪公立大学植物工場研究センター
【日時】2024(令和6)年10月25日(金)13時00分~16時30分
【会場】大阪公立大学 中百舌鳥キャンパスC21棟 植物工場研究センター(アクセス)
【プログラム】
12:30 開場
13:00 開会あいさつ 大阪公立大学研究推進機構植物工場研究センター センター長 北宅善昭氏
13:05~13:35 基調報告「施設園芸におけるスマート化とグリーン化について」 農林水産省農産局園芸作物課 花き産業・施設園芸振興室 課長補佐 児島貴郎氏(農林水産省からのオンラインによる)
13:35~15:20 事例報告
①「細野ファームの歩みと企業提携の可能性」、株式会社細野ファーム 代表取締役 細野晃大氏(岐阜県池田町)
②「M&Aによる株式譲渡と規模拡大」、株式会社下村青果商会 取締役 下村晃廣氏(高知県南国市)
③「上場企業との資本業務提携によるイチゴ栽培の規模拡大」、空浮合同会社 代表社員 大山隆氏(香川県東かがわ市)
15:20~15:35 休憩
15:35~16:30 パネルディスカッション
・司会:農研機構 野菜花き研究部門 所長 東出忠桐氏(スマートグリーンハウス検討専門委員会 委員長)
・パネラー:事例報告各講師(上記3名)、および株式会社東馬場農園 代表取締役 東馬場怜司氏(兵庫県神戸市)
・コメンテーター:スマートグリーンハウス検討専門委員会委員3名、専門委員3名
【参加費】無料
【定員】50名
【参加申し込み】終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【参加対象】施設園芸生産者、経営者、栽培管理者、並びに研修中の皆様、試験研究機関、行政・普及指導機関、JA、民間企業の皆様
【連絡先】日本施設園芸協会 スマートグリーンハウスシンポジウム 担当 土屋・石井
メール:jisedai1(★)jgha.com (★)を @ に置き換えてください
※内容は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。オンラインでの会場からの中継はございません。
事例報告 講師プロフィール
【株式会社細野ファーム 代表取締役 細野晃大氏】 https://hosofarm.com/
1995年 岐阜県生まれ
2016年 岐阜県池田町で細野ファーム創業 20a鉄骨ハウスでの水耕トマト栽培を開始
2019年 株式会社細野ファーム設立、韓国製フェンローハウス20aを建設。翌年よりハイワイヤートマト栽培を開始
2023年 スマートグリーンハウスAWARD2023大賞受賞
・海外品種ミニトマトを中心に10品種以上を栽培、オリジナルブランドとして直売所・生協・量販店・ECへの販売、及び加工販売を行う。
・スマホでのモニタリングと操作に特化した環境制御システム「ポケットファーム」の開発・販売を行う。パート従業員が農場生産管理にも参画するよう、ポケットファームでのデータ共有を進める。
【株式会社下村青果商会 取締役 下村晃廣氏】
1984年 高知県生まれ
2008年 高知県で就農
2018年 株式会社下村青果商会を高知県南国市に設立
2023年 M&Aにより同社へ西日本設備管理株式会社が資本参加
・キュウリ生産者として新規就農後、南国市に鉄骨ハウス1.1haを順次建設。
・養液土耕栽培と統合環境制御により35t/10aの高収量を得る。
・全量契約販売を行い、提携生産者や元研修生などとの販路拡大を進める。
・従業員給与を県内トップレベルに引き上げ、夏期長期休暇を実施。
・M&Aによる異業種企業への株式譲渡により規模拡大を実施(南国市内施設園芸団地にて建設予定)。
【空浮合同会社 代表社員 大山隆氏】 https://sorauki.wixsite.com/site
1979年 香川県生まれ
2010年 香川県で就農
2015年 空浮合同会社を香川県東かがわ市に設立
2020年 同社「mission vision core value」策定
2022年 増資により同社へヒューリック株式会社が資本参加
2023年 週刊ダイヤモンド2023「中小キラリ農家ランキング」1位獲得
・就農前にヘアメイクとして約10年間東京都内で活動。
・香川県内JAで研修後、18.9aのハウスを解体移設し、2011年より「空浮ストロベリーガーデン」としてイチゴ栽培を開始。翌年より「空浮いちご」としてブランド化。
・順次規模拡大を行い、2021年に売上1億2千万円を88.6aで達成。
・兵庫県姫路市に新農場(3.3ha)を建設、2024年より栽培開始。
・同社中長期計画で2030年に8.8ha~、売上12億円超、および株式公開を目指す。
以上